父性と母性
2016年09月01日
フロムによると愛には父性的な剣としての愛と母性的な守護の愛があるそうです。
父としての厳しさも愛なのだということ
母だけでは人は甘えてばかりで大人に成熟しないわけです。
私も人に対するとき剣のような愛を与えます。
これも愛情からくるものですし他者の成長を促すものです。
甘えは人をダメにします。
異性愛は愛のなかでも特殊なものだとフロムは言っていますが
恋愛にも当てはまる話ですよね。
父としての愛をもつには自らの信念がなくてはならないと思います。
そして信念をもつには自らの尊厳を守らなければなりません。
私の場合子供の頃に自然と何が尊厳なのか身についた。
愛のなかにいたからです。
愛は人間だけが作り出せるもの。
フロムの言葉にあなたを愛しているということはあなたを通して全ての人を、世界を、
私自身を愛しているといえるはずだとあります。
誰かを愛することはその人の欠点すべてをひっくるめて愛しているということです。
愛に侮蔑はありません。
相手の成長を促す厳しくもやさしい思いやりがあるのみです。